コロナ下で中・小規模企業様 個人様が台湾で会社を設立・成功するには |
資本金は? |
台湾人と結婚している、若しくは台湾の永久居留證を持っている場合でも、日本人の場合、海外送金が必須になりますので、50万元以上の金額が必要になります。 (業種によって資本金額が変わりますので事前に注意、チェックしてください)
コロナ下で往来の自由が制限されて久しくなります。会社の設立過程は変わっていませんが、海外で代表者になる方の隔離(台湾で強制的に2週間隔離されます)や、資本金の海外送金、商務ビザで入国した際の日数制限、銀行口座開設の為の審査期間の長期化等、通常時における設立期間から+αの時間がかかります。前頁でおおよその設立順序、期間を明記しておりますので、進出の際には余裕をもって計画ください。
弊社も何件も個人事業主様の設立のお手伝いをさせて頂きました。やはり、すぐに売り上げが上げられないとお金はあっという間に減っていきます。
また、日々生活をするのにも色々と諸経費が跳んでいきます。ですので、自分の事業に於ける計画性、進めるための期日、どれだけの経費が掛かるかをしっかりと把握した上で、事業を手掛けられる事をお勧めします。
台湾が大好きな日本人は後を絶ちません!
しっかりと計画を立てず会社を設立すると資金繰りに困る事になります。
また、事業主になると就労ビザがおります。ただ、資本金が少ない場合(50万元くらいの場合)初回労働許可が出る際は、今では3年申請が出来るようになりました。
資金繰りに関しては、台湾の銀行からの融資はほぼ望めないと思って頂いて結構ですので、資本金額は、計画に基づいてしっかりと把握、準備してください。
日台租税条約でビザ期間が長く取れるようにもなりました。日本で事前に情報を取りたい方はこちらをご参考ください。
台湾での商売の成功率は? |
台湾では1年目に売り上げ300万元が必要です!!!
これは私が20年以上台湾で会社経営をしている経験則から割り出した数字ですが、個人事業主様で1年目の設立で成功(何とか持ちこたえる・利益は無視してです)する割合は1年目で50%、2年目、20%、3年目20%、つまり3年以内で500人の方が設立したら10人しか儲けを出すことが出来無いと言う事です。あくまで経験則です。
理論は簡単です。文化風習の違い。言葉の問題。今まであなたに信用が有ったのは会社の名刺のおかげ。
会社の名刺を外した場合、孤独な一人の挑戦者になります。
台湾の人口を見てください。日本の5分の1です。台湾には世界中から有名企業が進出しています。その中で商売をしなくてはなりません。IT、機械、、旅行、人材、不動産etc
ありとあらゆる産業とありとあらゆるメーカーがしのぎを削っています。はっきり言ってレッドオーシャン市場です。 ですので、事前の計画はしっかりと行ってください。また、現地ではメンターを探すことも充分な武器になります。
台湾の仕事の継続法則 ビザ編
台湾で仕事をする為には就労ビザが必要です。1年目を超えた時点でVISA延長には壁が有ります。就労ビザを延長する際に、過去3年の平均、若しくは直近の1年で売上金額が台湾ドルで300万元必要になります。
ですので、先ほども述べましたように、会社設立後すぐに売り上げをあげられる体制が必要になります。よって、進出に関してはしっかりとした前準備と計画性が必要になります。
日本で基盤の出来ている企業様でしたらさほど高い壁ではないでしょうが、小規模、個人会社にとっては、簡単そうで難しいハードルになります。特に個人で起業される場合は、しっかりとしたご自分の貯えに関してもご考慮下さい。
成功を祈っています。