台湾ビザ取得、延長に関する問題点

この国には大きな魅力が有ります。

台湾を足掛かりに中国投資。ASEAN地区を視野に入れた投資。日系企業、特に大手以外の進出がここ数年で特に目立ってきています。

飲食、健康食品、化粧品、多くのサービス業など、今まで日本国内で販路を持っていた企業が、海外進出の先駆けとして台湾を選び会社を設立ケースが増えています。

弊社でも別会社にて、アパタイト二酸化チタン光触媒、携帯水素発生ボトル(MY神透水ポケットボトル)、サラブレッドプラセンタ―入りマイクロクラスター化粧品、サラブレッドプラセンタ―入り化粧品の輸入販売を開始する予定です。

台湾のメリットは、日本製の商品に関しては、信用と安全性の部分で売りやすいことが挙げられます。が、マーケティング力が問われる市場形態でもあります。

ここで問題です。

台湾に投資後、会社設立時のビザ取得はほとんど問題無く発行頂けるでしょう。しかし、台湾進出にあたって起業をした後に売り上げの問題が付きまといます。台湾の法律では、新規起業、出店の場合、年間売り上げ300万元の壁が存在します。

1.設立滿1年以上,最近1年或前3年平均之營業額達新臺幣300萬元以上。

2.設立滿1年以上,最近1年或前3年平均進出口實績總額達美金50萬元以上或代理佣金達美金20萬元以上。

3.經中央目的事業主管機關許可設立1年以上之外國公司代表人辦事處且有工作實績者。

4.設立未滿1年之公司,其實收資本額或國內營運資金應達新臺幣50萬元以上。

 全て漢字なので大まかな事は把握できるかと思います。なぜ日本語で書かないのか?と御叱りを受けるかもしれません。

内容は、1年目の売り上げが300万元必要です。若しくは3年間の営業成績で年平均300万元売り上げてくださいと言う事なのです。簡単そうですが、サービス業などでは、日本と比べると同じサービスの価値が3~4分の1の売り上げにしかつながらないケースもあります。また、営業税は5%、法人所得税は20%と手ごろで、人件費、内装なども日本よりも安く抑えられるメリットもありますが、台湾は家賃等の固定費が高いというデメリットもあります。香港もそうですが、土地の少ない国ではしょうがない事です。しかしながら一番の障害は、日本と比べて人口が5分の1という所です。

しかしながら裕福層は日本に比較にならないくらいの割合で多いですのでここも商売に関する一つのターゲットになるでしょう。

要は、売上を上げてください。

台湾に貢献して税金を納めていますか?

台湾の為に力を尽くして頂いておりますか?

会社、自分の為に力を発揮してください!

と言う事です。この国の為にメリットを発揮してくださいと言う事です。

台湾は、外資導入の為の門戸は広く開いていますが、事業を継続して行く事は、実は難しい部分が有ります。国土面積も九州と同じくらい、人口2300万人の小国ですので、台湾国内のみを見据えるのではなくその先まで筋道を描く事も重要な要素ではないでしょうか。半導体は世界でもNO1と重要な拠点ですので筋道は立ちやすいですが、大手企業様の様に知名度が有るなら別ですが、台湾国内向けのみのサービス業ですとなかなかすぐに売り上げを伸ばすことは難しい部分が有ります。市場自体は大きくありませんが、世界各地から有名企業が、ありとあらゆる物、能力が輸入されています。

この点のマーケティングをうまく行ってください。進出しやすいが淘汰されやすい。これが台湾です。


  もし売り上げが上がらない場合はどうすればいいのですか?

努力して売り上げを上げる工夫をして下さい。
今売れている新しいアイデアを導入してください。
80年代にヒットした商品などの成功要素を導入してもいいかもしれません。
答えは、マーケティングをしっかりと見直す事だと思っています。今成功されている方々は、皆様、マーケティングに力を入れていらっしゃいます。
オウンドマーケティングが今迄新しい考え方でしたが、現在は、ファンレスポンシブマーケティングと言う手法が主流になっています。私も既にいい年になりましたが、新しいマーケティングに関しては、若いメンターたちから常に学ぼうとしています。
ビジネスに年連など関係ありません。自分にない能力を持っている方々は皆先生です。
学ぶことが非常に重要だと思います。
台湾で成功しているメンターたちと多くの交流をする事も重要でしょう。気が付かなかった情報や、新しい人脈を開拓する事も出来ます。
台湾の文化・風習・歴史・教育を勉強してください。台湾が見えてきます。
 
こうして会社が発展して行けば、ビザの延長は可能です。
5年頑張れば永久居留証を取得できるチャンスも有ります。