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依願退職(自己都合退職)の退職金と

会社を守る出口手続き

〜「手続きが面倒だから」で済ませると、訴訟の火種になる〜

「従業員から辞めたいと申し出があった。

退職金を払えば手続きは終わり」 もし貴社がそう考えているなら、2026年現在の労働事件法下では、その油断が「不当解雇だ」「退職金が不足している」という不当な請求を招く要因になります。

依願退職は、双方が合意して契約を終了させる重要なビジネスの結びです。

ここでの「書面によるエビデンス管理」こそが、将来の法的紛争を未然に防ぐ唯一の防衛策です。

新規採用は不要。今いる社員の魂に火を灯すだけで

眠れる人財を『最強の収益エンジン』へ叩き起こす。

 

2026年度版:退職手続きで守るべき「3つの鉄則」

 

 1. 「退職金(資遣費と退休金)」の正確な区分

「資遣費(解雇に伴う手当)」と「退休金(退職金)」は別物です。

依願退職の場合、基本的には「退休金」の対象となります(労働者の勤続年数や選択した制度による)。

  • リスク: 計算基礎となる「過去6ヶ月の平均賃金」を誤れば、未払いとして提訴される可能性があります。

 

2. 「離職証明書」の記載内容に注意

離職証明書(サービス証明書)には、離職理由を明記する必要があります。

  • 真実: 従業員から「失業手当をもらうために『会社都合の解雇』にしてくれ」と頼まれることがありますが、これに応じることは「虚偽の記載」となり、会社側が罰則を受けるリスクがあります。

 

3. 「退職合意書(契約終了書)」の重要性

退職時は、双方が「一切の金銭請求を放棄する」ことを記した「退職合意書」を交わすべきです。

  • メリット: これがあれば、後から「残業代が未払いだった」といった請求が来た際、法的防衛の強力な武器になります。

 
 

Bz*が実現する「揉めない」退職実務

私たちは、貴社の退職手続きを「事務処理」から「法的防衛の仕上げ」へと進化させます。

  • 退職金計算の監査: 貴社の計算が、労働基準法の最新ルール(平均賃金の定義)に適合しているか、専門家がチェックします。

  • 「法的防衛型」退職合意書の作成: 後日のトラブルを一切封じるための、会社を守る免責条項入り退職合意書をカスタマイズします。

  • 離職手続きの法適合性診断: 退職金・源泉徴収・保険資格喪失の手続きを、労働局の視点で診断し、不備を解消します。

 
 

提言

退職は、会社と社員の「最後の契約」です。

ここを適当に処理することは、最後の最後に会社を守る武器を捨てているのと同じです。

2026年の台湾において、円満退職とは「情」ではなく、「書面による完全な精算」で成り立ちます。

貴社の退職手続きが、法的な要塞になっているか。

まずは弊社のリスク診断を受けませんか

適法かつ円満な退職プロセスを、私たちが構築します。

 

実務上のQ&A:退職手続きの疑問

  
先ず、依願退職者としての条件を満たしている従業員の定義を下記に記載します。
少しややこしくなりますが、先ずは台湾の労働基準法を見てみましょう。
 
 

註1:労働基準法 第53条 

従業員に下記の状況が一つでもあれば、依願退職できる:

一、   勤続年数15年以上で満55歳の者。

二、   勤続年数25年以上の者。

三、   勤続年数10年以上で満60歳の者。

 

註2:労働基準法 第 11 条

以下のいずれかの状況がない場合、雇用主は労働者に予告して労働契約を終了することはできない。

一、   廃業した又は譲渡する。

二、   損失が出た又は業務を縮小する。

三、   不可抗力により1か月以上労働業務を停止する。

四、   業務性質の変更により、労働者を減らす必要がある、且つ適切な労働を手配できない。

五、   労働者が担当している労働が確実に任務に耐えられない。

 

註3:労働基準法 第 55 条(旧制退職金)

労働者の定年退職金の給与基準は以下の通りとする。

一、   勤続年数に基づき、満1年で2ポイントを支給する。但し勤続年数15年を超えた場合、満1年につき1ポイントを支給し、最高は45ポイントを限度とする。半年に満たない場合は半年で計算し、6か月を超える場合1年で計算する。

二、   第五十四条第一項第二点の規定に基づき、強制退職される労働者、その精神障害又は身体障害の原因は職務の実行による場合、前項の規定に基づき20パーセントを加給する。

前項第一号の退職金ポイント基準とは、退職が認可された時点での1か月の平均給与を指す。

第一項で定めた定年退職金は、労働者が定年退職した日から30日以内に雇用主が支払い、一度で支給できない場合、主管機関が認可した後で分割して支払うことができる。本法施行前に、事業部門において当初定めた定年退職基準が本法を上回る場合、その規定に従う。

 

註4:労働基準法 第 84-2 条

労働者の勤続年数は雇用を受けた日から計算し、本法適用前の勤続年数、解雇手当及び定年退職金の給付基準は、当時適用されるべき法令規定に基づいて計算する。当時適用できる法令がない場合、それぞれの事業部門が自ら制定した、もしくは労使双方の話し合いにより計算する。本法適用後の勤続年数、解雇手当及び定年退職金の給付基準は、第十七条及び第五十五条の規定に基づいて計算する。

 

註5:労働基準法 第 54 条

労働者が以下のいずれかの状況に該当しない場合、雇用主は強制的に退職させてはならない。

一、   満65歳の者。

二、   精神障害又は身体障害により労働に耐えられない場合。

前項第一号で規定された年齢が、任務の担当に危険性を伴う、屈強な体力を有している等の特殊な性質を有している場合、事業部門は中央主管機関に調整を報告できるが、55歳を下回ってはならない。

 
 
さて、ここで問題になるのが、新旧退職金制度を理解しているかになります。
 
退職金新制度以降入社した従業員の退職金は、雇用者は強制的に毎月国庫に給与の6%(標準)を納入していますので旧退職金制度は考慮しなくてよくなります。
 
旧制度の退職金を清算していない従業員がいる場合は以下の定義になります。
 

依願退職条件(註1)を満たしている従業員はいつでも依願退職を申請することができますので、雇用者は労働基準法第11条(註2)の規定により予告して労働契約を終了しても、労働基準法第55条(註3)及び第84条の2(註4)により退職金を支給しなければなりません。また、強制退職条件(註5)を満たしている従業員に対して、雇用者は法令に基づいて強制退職金を支給しなければなりません。

 

旧退職金制度の金額はどのように算出するのですか?

退職金の計算方法はその退職金新制・旧制により違います。

   下記リンクにてご参照ください。

旧制度 勞工適用勞動基準法退休金制度年資之退休金試算表(勞退舊制) 

https://calc.mol.gov.tw/labor_retire/

新制度 勞工個人退休金試算表(勞退新制) 

https://calc.mol.gov.tw/trial/personal_account_frame.asp