台湾の忘年会尾牙(ウェイィヤー)と、潜む労務リスク〜「参加は自由」と言いつつ、事実上の強制になっていませんか?〜「日頃の感謝を込めて、全社員で尾牙を楽しむ」。これは台湾で最も美しい文化の一つですが、経営者にとっては、「労働法上の義務」と「福利厚生」の線引きを間違えると、思わぬ残業代請求やトラブルの火種になる行事でもあります。 2026年現在の労働検査では、この尾牙が「業務の一環」とみなされた場合、参加者に対して時間外労働手当(残業代)の支払いを求められるケースが存在します。 |
新規採用は不要。今いる社員の魂に火を灯すだけで、眠れる人財を『最強の収益エンジン』へ叩き起こす。
2026年度版:尾牙運営で守るべき「3つの防衛策」 |
1. 「強制」か「任意」かの明確化 |
会社が「出席は必須」「欠席には理由書が必要」とする場合、それは業務命令とみなされます。
鉄則: 尾牙を福利厚生とするなら、参加は完全に自由であることを社内に明文化し、周知してください。
2. 「勤務時間中」か「終業後」か |
平日の就業時間内に開催し、参加を促す場合は「労働時間」とみなされるリスクが非常に高いです。
対策: 可能な限り、業務時間外(夜間や休日)に開催するか、あるいは平日開催であれば「その時間は就業免除」として処理する仕組みが必要です。
3. 「出し物(余興)」の強制リスク |
社員に対して、尾牙の出し物を強制的に準備・練習させることは、最も「業務性が高い」と判断されます。
対策: 余興を強制することは避け、あくまで「希望者による発表」の場とするのが安全です。
Bz*が実現する「文化を大切にする」適法運営 |
私たちは、貴社の「感謝の場」を、法的なリスクに晒さないための仕組みを提案します。
「福利厚生規定」の整理: 尾牙等の社内イベントが、給与計算上の労働時間に含まれないことを規定する社内ルールを作成します。
参加意思確認のフロー設計: 参加・不参加を明確にし、事後のトラブルを防ぐための招待状テンプレートや確認フローを整備します。
もしもの時の「労働局対応」: 尾牙に関する残業代請求などの紛争が発生した際、労働局に対し「これは福利厚生であり業務ではない」と理論武装するための証拠整理を支援します。
提言 |
「尾牙を成功させる」ということは、社員が心から楽しめる環境を作ることです。
会社が無理に強制し、法的にグレーな状態で開催すれば、それは「社員のための場」ではなく「会社のためのイベント」になってしまいます。
2026年の台湾で、感謝の気持ちを伝えるなら、それは法的に一切の隙のない形であるべきです。
貴社の尾牙が、適法かつ最高の思い出となるよう、まずは弊社の労務アドバイスを受けてませんか。
文化と法を両立させるスマートな運営をご提案します。
尾牙は勤務時間として数えられるのですか? |
旧正月前に多くの企業が従業員に対し一年のねぎらいの為に尾牙(会社でのねぎらい忘年会)を行います。
これは台湾の古くからの習慣になります。
尾牙が勤務時間に数えられてしまうのか?と言った質問がちらほらと来ていますので解説します。労働法の強化が今迄楽しみだった催しにまで影響している訳ですね。
尾牙は勤務時間として数えられるのですか? |
企業がもし勤務時間中に尾牙を行う場合は企業活動と見なし、従業員は参加する義務が有ります。
但し、勤務時間中以外に行われる場合は個人の自由参加に委ねられます。
その活動時間が従業員の休みであるべき時間だったり、雇用主がそれに相当する時間に強制的に参加をさせる場合には、雇用主は残業手当や、休日出勤手当を支払なわければなりません。
従業員が欠席を選んだ際は、雇用主は強制的に欠勤にしたり、皆勤手当ての控除、その他の不利益処分をしてはなりません。
それらをして従業員に訴えられた場合、労資争議として取り上げられてしまいます。
せっかくの楽しい活動をする訳なので、こんなことにならないように注意しましょう。
今の疫病の状況下では、ある会社は尾牙を取り消したり、直接現金を配ったり、小規模部門での尾牙に変えたり、食事費用などで社員に還元したりと色々な方法をとっています。
尾牙を開催するしない、他の方法に変更するなどした場合、従業員に自由に参加するかしないかを任せるのが良いのではないでしょうか。
尾牙は福利事項に属します。
従業員が自ら進んでその複利事項を放棄した場合は、その福利事項を現金などで支払う必要は有りません。
今迄従業員は尾牙を楽しみにしていました。
この様な質問が来るまでになってしまったご時世、、少し寂しい気がします。