労働検査重要点 2022年台湾 |
2022年の労働検査方針では4項目の職場防疫が重要点となります |
労働部2022年の労働検査方針の4大項目には
「生物病原体による危害予防検査の強化」
「建設業における高リスク危害予防検査の強化」
「児童労働及び青少年労働条件検査の実現」
「労働者職業災害保険及び保護の推進」 が含まれています
労働部職業安全衛生署総合計画組長の許莉瑩氏は、この2年間新型コロナウイルス感染の関係により、事業部門の感染防止対応が特に重要であると発言しています。
感染状況は来年も主な重要点になることを考慮し、来年度の労働検査方針では特に生物病原体による危害に対する職場での防疫強化を掲げ、特別案件として検査を行い、雇用主による防疫ガイドラインの遵守、労働者への防疫物資の提供、分散管理、教育訓練などの是非について理解が必要だと述べています。
建設に関する安全衛生施設基準の新規定が2022年に実施されることに合わせ、新設工場の屋上には災害防止用の保護柵を設置しているかどうかが、来年の検査方針において新たなる重要点となります。
このほか、「労働者職業災害保険及び保護法」が来年施行される予定であるのに合わせ、労働者職業災害保険及び保護事項の推進が加えられ、労働職業災害保険が監督検査重点に組み入れられます。
新型コロナウイルスの感染状況の関係で、労働検査回数は柔軟に調整され、法令遵守訪問視察などの宣伝指導作業も感染防止を考慮し、実際の訪問に代えてオンライン方式が採られます。
これまでの平均検査量について言えば、安全衛生検査回数は毎年平均約12万回から13万回で、労働条件検査は平均約4万回から5万回です。
日本企業として気を付けるべきポイント |
日本企業向けの労働検査もしっかりと行われています。
急な飛び込み検査も頻繁に行われています。
注意点
・防疫に対する社内での規定は整っていますか?
・リモートワーク用に社内規定は作っていますか?
・就業規則、労働契約書、社内規則は現法に適していますか?
・1例1休はしっかりと守っていますか?
台湾労基法は益々と厳しくなっています。
社内を守る つまり 労働法を守る
労資会議でしっかりと内容を共有しているかがポイントになります。
疑問点が御座いましたらご質問ください。しっかりとアドバイスさせて頂きます。