Q・ 旧正月明けの<紅包>は必要ですか? |
A・
仕事始めの日の<紅包>の習慣は、大陸東南沿岸各省、特に広東地方で盛んでした。
この習慣は、台湾、香港、東南アジア一帯に広がって行きました。そして華僑の旧正月の習慣となりました。
一般の会社は、初五の会社出勤初日で、それは、<破五>と呼ばれ、旧正月の一切の禁忌をこの日に打ち破り
、生活、仕事に新しい一年を迎える事を意味します。初一から初四に溜まったごみを全て捨てる、しいては
今迄に溜まった不要な物を捨て去ると言う事なのです。会社初めにお祈りをするのも、一年が全て順調に、会社で
有れば、仕事、社員の健康、しっかりと儲ける事を祈願します。
会社を順調に運営する為に、仕事始めの日に社員に紅包を支給しましょう。
拝拝(バイバイ)が終わった後、飴などを配り、椅子や机などを動かし、会社の<気>を動かします。、
その時に<紅包>を渡します。その意味には、主従関係の融合、1年間社員の仕事がうまく行くように、
同時に社長が太っ腹を見せる事も意味します。<お金を使って、人気を得る>との意味も込められています。
紅包の金額には限度は有りませんし、地位によって金額を変える必要も有りません。
普通台湾では、数百元から千数百元など様々です。
台湾の社長は、百元札を使用するのが好きです。
それはその紙幣の赤い色にも関係しています。充分の<気>を好むからです。
紅包を配らなければいけないとの規定は有りません。それは社長の気構えの一つの方法です。
社員に<今年もみんな頑張ろう>と、その年の仕事始めに社員に対する社長に気構えと言えます。
社員にとっては、1年のボーナスをもらって、長い休みが明けた後に仕事に対する無気力を避ける方法として効果が有ります。
士気を高めるためにも皆さん、台湾の風習に則ってしっかりと社員を鼓舞しましょう。